コウノトリの繁殖状況を観察するためのカメラ=鳴門市大麻町

 鳴門市大麻町に居着いているコウノトリのペアが繁殖期に入ったことを受け、コウノトリ定着推進連絡協議会は30日、ペアの繁殖行動などを観察するカメラを巣の近くに設置した。

 カメラは直径23センチの球状。全方位の静止画、動画の撮影が可能で、インターネットでズーム機能などを遠隔操作する。ペアが巣作りした電柱の東約60メートルに支柱(高さ約5メートル)を立て、その先端付近に据え付けた。

 撮影した画像で産卵したかどうかを推定するほか、抱卵やヒナの観察に活用する。協議会はカメラのそばでコウノトリの餌場となるビオトープ作りを進めており、餌をついばむ様子を撮影してビオトープの効果についても検証する。

 2月中に動作テストを行い3月から撮影を始める。協議会のホームページで3月上旬から画像を公開する予定。

 ペアは30日も巣作りをしており、繁殖への期待が高まっている。竹村昇会長(64)は「良好な環境下で産卵してもらい、ここでコウノトリが生活できるようにしたい」と話した。