2017年1月1日時点の板野町の人口が前年比で2人増となり、02年以来、15年ぶりに増加したことが分かった。転入や転出に伴う社会動態が増加に転じ、出生や死亡による自然動態の減少幅が圧縮した。町は、16年度から県内で初めて全ての子どもの保育料を無料にしたことが主な要因とみている。県内24市町村の大半は人口減少が続いており、増加が続く藍住、北島両町以外で増えたのは14年の松茂町以来。

 町によると、1月1日時点の人口は1万3650人。16年1月1日に前年比69人減だった社会動態は、一転して81人増となった。社会増となったのは、10年以来7年ぶり。

 自然動態は、前年の112人減から縮小して79人減。16年の出生者数が前年比21人増の90人となった。

 町が分析したところ、16年の出生者のうち、34人が同年と15年に町外から転入した母親が出産していた。15年は出生者69人のうち母親が転入者だったのは12人だった。14年に0・94に落ち込んでいた合計特殊出生率は、16年には1・48までV字回復した。

 町の人口は、02年に前年比59人増となったものの、03年以降は、21~180人の減少が続いていた。

 県内市町村で17年1月1日時点の人口が前年より増えていたのは、板野、北島(101人)、藍住(84人)だけだった。