なると金時の芋焼酎で造った梅酒=吉野川市美郷

 梅酒特区の吉野川市美郷で活動する市地域おこし協力隊の徳長大樹さん(33)=同市美郷峠=が、鳴門金時蒸留所(石井町)と共同で、なると金時の芋焼酎を使った梅酒を開発した。美郷と鳴門の特産を掛け合わせ、ウメの酸味と、なると金時のまろやかな甘み、香りが一緒に楽しめる一本に仕上げた。美郷地区で限定300本を販売している。

 徳長さんの開設する徳長梅酒製造場が、2016年に美郷地区で収穫したウメの「月世界」を、鳴門金時蒸留所が製造した芋焼酎に7カ月間漬け込んで造った。徳長さんの名前と、「飲んだ人の徳が長く続くように」との願いを込めて「トクロング」と名付けた。500ミリリットル入り2500円で、今月上旬から徳長梅酒製造場と美郷物産館で売り出した。

 徳島の特産を生かした商品を作ろうと、徳長さんが知り合いだった鳴門金時蒸留所の元木明彦代表(60)に持ち掛け、15年から試作を始めた。芋焼酎で初めて漬けた梅酒は甘さが際立った味になったため、元木代表と相談して氷砂糖の分量を調整。16年はウメの香りが引き立ち、芋焼酎のうま味も生かされた奥行きのある味にまとまったという。

 元木代表は「イモの香りもしっかり残っていて、すっきりした味わいになった」。15年1月に着任し、3品目の梅酒を完成させた徳長さんは「徳島らしい梅酒ができた。ぜひ美郷に足を運んで味わってほしい」と話している。