池田中の卒業生に贈るわら草履を作る「出合草鞋の会」メンバー=三好市池田町松尾

 三好市池田町出合地区の住民グループ「出合草鞋(わらじ)の会」が、池田中学校の3年生に卒業記念として、手作りのわら草履を贈る活動に取り組んでいる。「未来をしっかり歩いていってほしい」との思いを込め、昨春から始めた。今年も卒業生88人分のわら草履を仕上げており、地元の寺で祈念してもらった後、2月中旬に手渡す。

 わら草履は、縦約9センチ、横約4・5センチのミニサイズで、鼻緒は縁起の良い紅白にした。地元の農家から譲り受けたわらで編んでおり、「御守護 未来招福」と書いた紙を添えて袋に入れている。

 会員の60~90代の男女17人が、1月中旬から週2、3回、活動の拠点としている同市池田町松尾の空き家に集まって制作。芯になる縄「引緒」作りや、わらの編み込みなどを手分けして行った。

 同会は、昔ながらの草履やわらじの良さを知ってもらうことで地域の活性化につなげようと、2014年10月に結成した。稲わらや竹、シュロの皮を用いた草履を作って道の駅などで販売したり、作り方を教える体験会を開いたりしている。

 中学生へのプレゼントは、地元の中学3年生らに高校受験の合格を祈願した手作り草履を贈っている大塩邦光さん(80)=つるぎ町貞光大須賀=の活動を新聞記事で知ったのがきっかけ。昨春、池田中卒業生85人に贈ったところ好評で、今年も贈ることにした。

 同会の黒川サダヱ会長(82)=三好市池田町松尾=は「進学や就職など、自分の思う道へ立派に進んでいってほしいという気持ちを込めた。少しでも喜んでもらえたら」と、手渡すのを心待ちにしている。