水やりをする外国人ボランティア=徳島市元町1

 徳島市中心部の活性化に取り組むNPO法人眉山大学が、徳島駅周辺の花壇を手入れする外国人ボランティアを受け入れている。眉山大学の呼び掛けに応じ、2015年秋からこれまでに日本の地方都市に興味を持つ8カ国11人が来県。ホームステイや日本文化の体験を通じて住民とふれ合いながら、環境美化に一役買っている。

 眉山大学の長谷川晋理理事長(39)=同市東新町1=は、自身がメンバーでもあるNPO法人新町川を守る会が管理する花壇が人手不足で十分に手入れされていないことが気に掛かっていた。

 日本でボランティア活動をしながら住民と交流したい外国人がいることを知人から聞き、15年7月に日本国際ワークキャンプセンター(東京)のインターネットサイトなどで参加を呼び掛けた。「徳島市で花壇の手入れや地域イベントの運営をサポート」といった活動内容を載せると、東京などの都会ではなく、地方に興味を持つ外国人から反応があった。

 渡航費などは外国人の負担だが、滞在期間中は眉山大学が市内のアパートや食事を無償で提供。15年9月に40代の米国人男性を迎えたのを皮切りに、ロシア、チェコ、イタリアなどから受け入れた。1人平均3カ月ほど滞在し、毎日花壇の水やりや草抜きに汗を流しながら、住民から書道の手ほどきを受けるなどして親交を深めている。

 今はドイツ人男性とフランス人女性が滞在しており、パリ出身のルイズ・ハチンさん(25)は「徳島はとても美しい街。景観を守る活動に関わることができてうれしい」と言う。

 長谷川理事長は「地域にとって良い刺激になっている。国籍などに関係なく、徳島を一緒に良くしたい」と話している。ボランティアには、既に県内で暮らしている外国人や日本人の参加も可能。問い合わせは長谷川理事長<電070(3960)6161>。