伝承会員の手ほどきを受けながら、太布の糸作りに挑戦する木頭中生=那賀町木頭和無田の太布庵

 那賀町木頭地区に伝わり、国の重要無形民俗文化財に指定されることになった古代布・太布の糸作りを7日、地元の木頭中学校1年生6人が体験した。

 生徒たちは同町木頭和無田の「太布庵」を訪れ、阿波太布製造技法保存伝承会の大沢善和会長(75)から、太布の歴史などについて説明を受けた。

 この後、伝承会員の手ほどきを受けながら、原料のコウゾの白皮を裂いて糸を作る工程から機織りまでを体験。白皮を細く裂くまでは順調だった生徒も、裂いた皮をより合わせて一本の糸にする「カジ績み」には四苦八苦していた。

 中村友哉さん(13)と佐々木大奨さん(13)は「重要民俗文化財に選ばれたのは、地元としてうれしい。でもやってみると、すごく大変で根気のいる作業だと分かった」と口をそろえた。

 文化審議会が1月27日、阿波の太布製造技術を国重要無形民俗文化財に指定するよう松野博一文部科学相に答申した。