お笑い公演などが行われ、人気を集めている笑常亭=阿南市横見町

 阿南市横見町高川原にある演芸施設「笑常亭(しょうじょうてい)」が毎月1回開いている、民謡やお笑いの無料公演が好評だ。同市の民謡愛好家でつくる「美尺会(みしゃくかい)」の庄野早苗代表(68)=同市柳島町宮ノ前=が2015年1月に開設し、知人に呼び掛けてステージを企画。毎回、用意した30席はお年寄りらでほぼ満席となっており、地域の憩いの場として定着している。

 「新春大笑い大会」と題して1月29日に開かれた公演には7人のアマチュア落語家らが出演。観客約30人を前に、落語をはじめ、昔話をパロディー化した紙芝居、皿回しなどを披露した。観客たちは大きな笑い声を上げて楽しんでいた。

 よく公演を見に来ているという長尾千賀さん(93)=同市那賀川町敷地=は「毎月開かれるのを楽しみにしている。お笑いのステージが好きで、よく笑っていると健康になれます」と話していた。

 笑常亭は、庄野さんが「地域の人が誰でも気軽に見に来ることができる演芸所をつくりたい」と、空き家を改修して開設した。

 公演は毎月、土日曜などの休日に1時間半から2時間ほど開いている。演目は民謡やフラダンス、手品ショーなど。庄野さんは阿南市出身の落語家笑福亭学光さんから「お笑い福祉士」に認定されており、仲間の福祉士に出演を呼び掛けてお笑い公演も年3、4回開いている。

 阿南市のほか、近隣市町から見に来る人も増えてきたという。庄野さんは「何度も来てくれる人もいるのがうれしい。出演する側も高齢者が多いので、無理をせず末長く続けたい」と話している。