阿南光高の宝田キャンパスに建設される新校舎の完成予想図(県教委提供)

 徳島県が8日発表した2017年度当初予算案で、阿南市の阿南工業、新野両高校を再編統合して2018年4月に開校する阿南光高校の新校舎やLED植物工場の建設に27億9860万円を盛り込んだ。徳島大や地元企業と連携して6次産業化などの教育や共同研究を進め、新産業の創出拠点として活用する。

 新校舎は鉄筋コンクリート4階建て延べ7390平方メートルで、宝田キャンパス(現阿南工高)に整備する。工業科と6次産業化を学ぶ産業創造科の教室や、無菌状態で植物を培養できるクリーンベンチを備えたバイオテクノロジー実習室、新商品を開発するために食品を加工するフードデザイン実習室などが入る。

 新野キャンパス(現新野高)にはLED光を使って葉物野菜などを栽培する植物工場(木造平屋約300平方メートル)を整備し、主に産業創造科の実習で使う。産業創造科棟(鉄筋コンクリート3階建て延べ1070平方メートル)の耐震改修も行う。

 新野キャンパスには県と県教委、徳島大が昨年3月に締結した連携協定に基づき、6次産業化を担う人材を育成する「とくしまイノベーションセンター」が設置される。徳島大のサテライトキャンパスとして生物資源産業学部の教員が高校生に指導したり、企業を交えて研究を進めたりすることを検討している。