酒だるのスクリーンに酒造工程を映し出す作品に見入る来場者=三好市池田町マチの阿波池田たばこ資料館

 現代アートイベント「マチトソラ芸術祭」(実行委主催)が10日、三好市池田町の中心部と旧出合小学校、旧馬場小学校の3地区で始まった。酒蔵や古民家、廃校舎といった歴史を感じさせる建物7カ所に、県内外の作家17組が絵画や映像、インスタレーション(空間芸術)などを展示。冬の池田町をユニークな現代アートで彩る。24日まで。

 阿波池田たばこ資料館では、あべさやかさんとマヌス・スウィーニーさん夫妻=神山町=が「三好の地酒」をテーマとした映像作品を展示。古い酒だるに綿布を張ってスクリーンに見立て、清酒作りの工程を描いたアニメーションを投影した。ユニークな手法の作品に、来場者は興味深そうに見入っていた。

 仕事の合間に会場に立ち寄った竹内道直さん(27)=同市池田町シンマチ、自営業=は「昔の物と今の技術を組み合わせて、新しく作品を生み出す発想に驚いた」と話した。

 11日は各会場を巡るツアー、18日にはライブペインティングなどのイベントも催される。