名西高校の玄関ホールにお目見えしたゲルニカの模写=同校

 ピカソが1937年のスペイン内戦中に描いた傑作「ゲルニカ」の模写が、名西高校(石井町)の玄関ホールにお目見えした。県の「文化芸術リーディングハイスクール」に指定された同校芸術科で美術を学ぶ2、3年生14人が、県内外の中学生と共作。ゲルニカに込められた反戦平和のメッセージを受け止めながら、仕上げた。

 模写は、スペインの首都マドリードのソフィア王妃芸術センターにある「ゲルニカ」の実物(縦3・5メートル、横7・8メートル)を縮小しており、縦2メートル、横4・5メートル。

 昨年12月下旬に名西高でワークショップを開き、鳴門、美馬両市や神山町、兵庫県などの10中学校から参加した計11人と共に制作した。絵を6分割し、キャンバス地に白、黒のアクリル絵の具で描き、半日がかりで完成させた。

 制作に当たっては、ゲルニカとはスペインの都市名で、フランコ将軍率いる反乱軍を支持するドイツ空軍の無差別爆撃を受け、廃虚となったことも学んだ。2年の佐竹菜花さん(17)は「参加者みんなで力を合わせた。平和への思いを込めた特別な作品になった」と話している。

 模写は当面、玄関ホールに展示される。名西高はホール壁面を藍色にリニューアルし、作品を照らす間接照明も入れた。