漫画家として本格的に活動するため、起業した鳴門高3年の前畑ほなみさん=鳴門市の自宅兼事務所

 鳴門高校3年の前畑ほなみさん(18)=鳴門市撫養町=が卒業を前に、漫画家として本格的に活動するため起業した。1日、鳴門税務署に開業等届出書を提出。屋号を「きちや、」と名付け、個人事業主として「司代こえ」のペンネームで活動する。「人生経験は浅いが、いろんな人の助言を真摯に受け止め、丁寧に仕事をしていく」と意気込んでいる。

 前畑さんは小学生の頃から漫画を描き始め、独学で漫画特有の画法を習得した。パソコンの漫画制作ソフトとタッチペンなどデジタル機材を使って制作している。

 無料漫画アプリ「comico(コミコ)」の学生コンテストで、2015年に準優勝、16年には入賞。以降も同アプリで作品を公開中で、「ストーリー展開が良い」「絵がきれい」など読者の評判も上々だ。

 賞やイラストへの反響は大きく、ポスター制作など仕事依頼も舞い込むように。このチャンスを生かそうと、漫画家として独立することを決めた。「今後、企業と組んだり、絵を通して徳島を発信したりしたい。そのために個人でなく、個人事業主として屋号を持つ意味は大きい」と語る。

 自宅を事務所として活動予定。初年度は漫画やイラストの継続的な仕事を確保し、売上240万円を目指す。「地道に努力を重ね、10年後も漫画を描き続けていたい」と話した。