支援イベントのために描いた絵を手にするドイツ国際平和村の子どもたち=2016年8月、オーバーハウゼン市

 紛争や内戦で傷ついた子どもたちの治療に取り組んでいる非政府組織(NGO)「ドイツ国際平和村」(オーバーハウゼン市)の支援イベントが19日、鳴門市ドイツ館で開かれる。市民団体「徳島ドイツ平和村支援の会」の主催で、10回目。平和村の開設50周年にも当たり、多彩な催しで平和の尊さを訴える。

 目玉は、平和村の子どもたちが描いた絵を模造紙に貼り合わせ、来場者が余白にメッセージやイラストを添える「アートでピース」。出来上がった作品は写真撮影してドイツに送る。このほか、平和村の支援を続ける女優東ちづるさんのビデオメッセージ上映、フリーマーケット、音楽ライブ、平和村を題材にした絵本の朗読などもある。

 支援の会は2007年、ドイツに留学歴があるピアニストの粟田美佐さん(46)=北島町北村=の呼び掛けで発足。翌08年から「フリーデンスフェスト」と銘打ち、フリーマーケットの収益金や募金などを平和村に送ってきた。東さんは11年にドイツ館で講演したのを機に、その後も催しの内容を助言するなど交流が続いている。

 平和村は1967年、ドイツのオーバーハウゼン市民が設立。アフガニスタンやアンゴラなどでのテロや内戦で傷ついた子どもたちを受け入れ、体や心を治療して本国に帰国させる活動に取り組んでいる。

 会長の粟田さんは「平和村が必要なくなるような世界を目指すためにも、まずその活動を知ってほしい」と呼び掛けている。午前10時から。入場無料。