3Dプリンターで作った木偶が披露された徳島大地域交流シンポジウム=東京・六本木

 徳島大地域創生センターは18日、東京・六本木で地域交流シンポジウム「伝統をメイク」を開き、同大大学院の学生らが3Dプリンターなどで制作した木偶を使った阿波人形浄瑠璃を披露した。

 同大大学院理工学研究部の浮田浩行講師(画像処理・計測)のグループが民間企業と協力し、プラスチック製の女形の木偶1体と衣装を制作。3Dプリンターやコンピューター設計支援ツール(CAD)など最先端の機器を活用した。

 三好市出身の人形遣い・勘緑さんが主宰する木偶舎による「八百屋お七」が上演され、木偶は主人公お七として登場。勘緑さんらに操られ、恋に身を焦がす女の情熱を約70人の参加者に伝えた。

 勘緑さんと頭の仕上げを担当した資生堂トップヘア&メーキャップアーティストの計良宏文さんらによるトークショーもあった。勘緑さんは「まだまだ改良点はあるが、今後、木偶が安く作れるようになれば学校などにも導入され、伝統文化を守っていくことにつながる可能性はある」と期待していた。

 22日午後1時半からは徳島大常三島キャンパスで同シンポジウムのビデオ上映がある。