鳴門市に4カ所ある市立保育所の全てで、いずれも耐震改修が手つかずとなっていることが分かった。児童数の減少などで再編統合を検討する必要があるとして、見送られていた。21日の市議会代表質問で東正昇氏(郷土)が今後の対応をただしたのに対し、荒川雅範健康福祉部長は、2017年度に再編方針の策定に向けて保護者らと協議する考えを示した。

 耐震化されていないのは、中央(撫養町斎田)、林崎(撫養町林崎)、瀬戸(瀬戸町堂浦)、みどり(大麻町市場)の各保育所で、計120人が通っている。いずれの施設も新耐震基準施行(1981年)以前に建てられた。

 荒川部長は答弁の中で、17年度に保護者代表や有識者らによる会議を設け、統合や幼保一元化などの方向性を協議してもらうと説明。「在り方を決め、耐震化も含めた施設設備について早期に対応したい」と述べた。

 市は02年、行財政改革の一環として11カ所あった市立保育所の再編計画を打ち出し、うち4カ所を民間移管、3カ所を休廃止した。市内にある私立の認可保育園14カ所と認定こども園1カ所は、いずれも耐震化が完了している。