徳島県議会2月定例会は21日午後、本会議を再開し、南恒生(自民創政会)臼木春夫(新風民進)両氏が代表質問に立った。飯泉嘉門知事は、農業分野への障害者の就労を支援し、障害者の就労機会確保を進める考えを示した。

 南氏は、障害者が地域で充実した生活を送るため、福祉的な就労をどのように支援するか尋ねた。

 知事は、農業分野への就労は作業を通して身体や精神面に良い効果があるとされる点を説明。障害者就労施設に農業の専門家を派遣して技術指導する就農支援のほか、加工支援や販売支援にも取り組み、障害者の就労促進を図る考えを明らかにした。

 具体的には、県内に79ある障害者就労施設に呼び掛け、希望する施設に県内の農業支援センターの普及指導員らを派遣。基本的な野菜の栽培手法や農機具の使い方などを指導する。菓子などの加工品も、パティシエらの助言を受けて新商品の開発を目指す。

 臼木氏は、鳥獣被害対策で、ジビエ(野生鳥獣肉)を活用した地域振興を図るべきだと提言した。

 知事は「ジビエを普及させるには捕獲から衛生的な処理、流通、消費までの流れを確立する必要がある」と指摘。2017年度からの新事業として、捕獲技術と衛生的な処理技術を持つ「ジビエハンター」の育成、ウイルス・病原菌検査体制の強化などを進める方針を示した。