徳島県警は県西部と県南部で運転免許証を更新する高齢者を対象に、警察官が居住地域に出向いて手続きを行う出張窓口の設置を検討している。9署2分庁舎で受け付けている免許の更新手続きや講習業務を、新設する2カ所の「運転免許更新センター」に集約することに伴い、センターへの移動が困難になる人たちに配慮した措置。今秋にも一部地域で試験運用を始める。

 県警幹部によると、出張窓口を利用できるのは70歳以上の高齢者。開設日に警察官らが該当地域の自治体関係施設などを巡回し、免許の更新時に必要な写真撮影や視力検査、書類手続きを行う。新しい免許証は最寄りの出張窓口で交付する。希望者には有料で郵送する。県警によると、出張窓口を設けるのは全国で初めて。

 警察署での免許更新手続きは現在、県運転免許センター(松茂町)に近い徳島東、西、北、鳴門の4署を除く警察署と分庁舎で行っている。

 新設する免許更新センターに業務を移管するため警察署では手続きができなくなる見通し。免許更新センターの開設場所や時期などは未定。

 2014年の県運転免許センターの完成後は警察署で更新手続きを行う人は減少。13年に約6万人いた利用者は16年には約4万人になった。