徳島県議会2月定例会は23日午前、本会議を再開し、長尾哲見(公明)長池文武(和の会)両氏が一般質問に立った。飯泉嘉門知事は、高齢ドライバーに運転免許証の自主返納を促す「自主返納サポート制度」を2017年度中に創設する方針を示した。量販店などが自主返納者向けに設けている特典を一覧にするなどして返納しやすい仕組みをつくる。

 長尾氏は、高齢ドライバーの交通事故防止策を質問した。

 知事は高齢者の死亡事故が多発している傾向を踏まえ、安全運転の呼び掛けや免許の自主返納促進の重要性を強調。自主返納者を支援する制度の導入を明らかにし、県内の経済団体や事業者と連携して買い物や飲食時の割引特典の周知や協力店を増やす取り組みを強化する考えを示した。

 県生活安全課によると、特典を設けている店舗や事業所の一覧を自主返納者に配るほか、店舗に掲示できる共通のステッカーやポスターを制作。特典が受けられる店を一目で分かるようにして自主返納につなげたい考えだ。

 県内で現在、返納者対象の特典を設けているのは91事業者と3市町。返納時に交付される運転経歴証明書を提示すれば、サービスが受けられる。

 長池氏は、学校における道徳教育の今後の方針を尋ねた。

 美馬持仁教育長は、道徳が18年度から小学校で、19年度から中学校で教科化されるとした上で「小中5校の先行研究をまとめた研究実践集や県版の小学校用指導の手引を本年度中に作成する」と説明した。17年度に全小学校と特別支援学校小学部へ配り、教員の指導力向上や授業の充実を図る。