22日昼前に三好市東祖谷の剣山(1955メートル)と次郎笈(ぎゅう)(1930メートル)を結ぶ登山道から滑落して胸などを打ち、身動きできなくなった香川県の60代女性を含む登山客9人の捜索が23日朝から再開され、けがをした女性を除く8人は捜索隊と合流後に下山を始めた。滑落した女性は当初、命に別条はないとみられていたが、現場付近で女性と合流した捜索隊員によると、意識不明の重体という。

 三好署などによると、この日も濃霧のためにヘリコプターによる捜索ができず、みよし広域連合消防本部や同署の13人が午前6時に登山口の見ノ越を出発して徒歩で滑落現場に向かった。

 午前9時ごろ、滑落現場に近い尾根に待機していた6人を発見し、三好署員が付き添って下山を開始。午前9時50分には、けがをした女性と、付き添いの2人の計3人を滑落現場で消防本部員が発見し、付き添っていた2人が下山を始めた。消防本部員が女性の救助を進めている。

 9人は同じ登山グループで、2グループに分かれて山中で一夜を過ごした。テントや食料、水は持っていた。現場付近は雪が1メートル程度積もっているという。