徳島労働局が23日発表した県内の1月の正社員の有効求人数は7386人で、有効求職者数の7351人を上回った。正社員の有効求人倍率(原数値)は、調査を始めた2004年11月以降で初めて1・00倍を超えた。一部の企業に求人内容を非正規雇用から正規に切り替える動きが出ており、労働局は「景気回復と生産労働人口の減少による人手不足を反映し、雇用・失業情勢の改善が進んでいる」としている。

 正社員の有効求人数は過去最多で、昨年8月から6カ月連続で7千人を超えた。リーマンショックの影響で正社員の有効求人倍率が0・29倍と最も低かった09年5月と比べると3327人多い。

 正社員の有効求職者数は減少傾向が続いており、ピークだった09年4月の1万4766人のほぼ2分の1まで減った。

 昨年12月も正社員の有効求人倍率は1・00倍だったが、求人(7041人)が求職(7049人)をわずかに下回っていた。

 パートも含めた全体の有効求人倍率(季節調整値)は1・39倍で、統計が残る1965年以降で最高だった昨年11月を0・01ポイント上回った。

 有効求人数は前月比3・8%増、前年同月比9・5%増の1万6583人。新規求人数は前月比13・3%増、前年同月比1・3%増の6182人だった。

 新規求人を産業別にみると、前年同月比で増えたのが、サービス業17・4%、宿泊業・飲食サービス業12・8%など。サービス業はコールセンターで大口の求人があり、宿泊業・飲食サービス業はイオンモール徳島の飲食店関連の求人が押し上げた。

 有効求職者数は前月比3・2%増、前年同月比0・2%減の1万996人。新規求職者数は前月比53・0%増、前年同月比4・3%増の3009人だった。

 地域別の有効求人倍率(原数値)は、県南(阿南、牟岐出張所)が1・07倍となり、データが残る07年4月以降で初めて1倍を超えた。県央(徳島、鳴門、吉野川、小松島出張所)は1・58倍、県西(美馬、三好)は1・37倍だった。

 有効求人倍率は毎年1月の季節調整値の指数の改訂があり、昨年11月の1・40倍は1・38倍に下がった。