木頭ゆずの栽培地の分布を示す電子地図について説明する古田教授=那賀町木頭南宇の南宇公民館

 徳島文理大文学部(香川県さぬき市)の学生らが、那賀町木頭南宇で製作を進めてきた木頭ゆずの栽培地の分布を示す電子地図がほぼ完成し、地元の南宇公民館で報告会が開かれた。

 調査に当たった古田昇教授(自然地理学)と学生、町職員、住民ら約20人が参加。古田教授が木頭南宇地区の昭和40年代の農用地形図と、今回調査した地図をスクリーン上で比較し、水田約630アールがユズ畑に転作されたことを説明した。

 町の担当者は「こうしたデータを蓄積することで、木頭ゆずの栽培地を拡大する際、最適な場所を選定するのに役立つのではないか」と期待を寄せていた。

 学生らは昨年11月から現地を訪れてデータを収集し、写真や過去の情報を重ね合わせて表示する「地理情報システム(GIS)」を活用して電子地図を仕上げた。

 報告会では、木頭南宇地区の活性化策の発表もあり▽木頭ゆずを餌にした魚を養殖してブランド化を図る▽木頭ゆずを味覚、嗅覚など「五感」全体で感じられる旅館の開設-などのアイデアが学生から提案された。