徳島県経営推進課が毎年12月末の暦年で集計している県内新規就農者数が年度単位の集計として長年扱われ、公表されてきたことが3日、分かった。県の行動計画や議会の部長答弁にも誤った数値が用いられ、同課は「誤解を生む表記で申し訳ない」としている。

 例えば、2014年度(14年4月~15年3月)の新規就農者数は109人と各種資料で公表しているが、実際は14年1~12月の数。正しくは119人で10人の差があった。

 同課によると、いつから誤った数値を使っていたか分かっていない。ただ少なくとも15年以上前から農林水産省の調査依頼に応じ、新規就農者数を暦年で集計していたことが背景にあるとみられる。

 県が策定する各種計画の多くは年度集計を基本にしており「過去の集計や他分野との整合性を取るため、暦年集計をそのまま用いていた」(同課)と釈明。13年度以前は月別集計がなく、年度に計算し直すこともできなかったとしている。

 今後は年度単位で集計して公表する。各種資料や県ホームページに公表している数値については補足説明を付けるなどして修正するという。