オープニング上映を飾った「百年の火花」=あわぎんホール

 国内外の多彩な短編映画を集めた「徳島国際短編映画祭2017」が3日、徳島市のあわぎんホールで始まった。初日は徳島とベートーベンの交響曲・第九の関係に焦点を当てた「百年の火花-第九の聖地 徳島」などが上映され、来場者約750人が楽しんだ。5日まで計約60作品が上映される。

 百年の火花は、徳島の祖父が所有していた板東俘虜収容所の写真を見た孫が、祖父の死を機に第九に興味を持つというストーリー。2016年に都内で行われた「第九フラッシュモブ」の映像も盛り込まれ、来場者は熱心に見入った。

 美馬市でロケをした双子の姉妹の物語「ふたごとうだつ-東京の姉」もオープニングを飾った。今年の米国アカデミー賞(短編実写部門)を受賞した「合唱」など海外の6作品も上映された。

 来場した板野町大寺の二条治さん(77)は「上映時間は短いが、分かりやすく面白い。今後も映画祭に期待したい」と話した。

 4日は最新の4K映像の映画に合わせてオーケストラが生演奏する「シネマオーケストラ」、4、5日には映画制作関係者らによるトークイベントなども企画されている。

 映画祭は県内の自治体や経済団体などでつくる「vs東京」実践委員会が主催し、昨年に続いて2回目。入場無料。