任期満了に伴う海陽町長選が4月17日の告示まで1カ月に迫った。現在までに出馬を表明しているのは現職で2期目を目指す前田惠氏(66)=高園=と、元町議の三浦茂貴氏(44)=奥浦=の2人。他に出馬の動きはなく、一騎打ちとなる公算が大きい。同日選の町議選(定数14)は、14人が立候補の構えを見せているほか複数人が検討しているものの、選挙戦になるかは微妙な情勢だ。

 前田氏は昨年12月の町議会定例会で立候補する考えを明らかにした。「継続は力なり」と主張し、ベビー用品の貸し出し事業の実施や基金の増加などの実績をアピール。義務教育にかかる費用の負担軽減やマリンレジャーを生かした観光客誘致などを訴えている。

 1月28日に四方原に事務所を設置。町議3人が支持している。昨年12月には海部公民館で町政報告会を開き、約120人(陣営発表)が集まった。

 三浦氏は昨年11月に出馬の意向を示した。旧海部町議を1期、海陽町議を3期務めた経験を踏まえ、早急な過疎化対策の必要性を強調。ふるさと納税を活用した財源の確保や、通信技術を活用した教育の推進、奨学金の返済支援によるUターン者の増加などを掲げている。

 2月15日には自宅近くに事務所を構えた。町議3人が支援。2月28日に町議を辞職した後はあいさつ回りを活発化させている。

 町議選は、現職2人が引退を表明する一方、現職11人と新人3人が立候補を予定している。地区別では海南5人、海部3人、宍喰6人。ほかに少なくとも新人3人が出馬を模索している。

 立候補予定者説明会は20日に行われ、町長選は午前9時から、町議選は午後1時半から。届け出書類の事前審査は4月6日午前8時半から午後5時まで。場所はともに町役場海南庁舎。

 1日時点の有権者数は8428人(男3942人、女4486人)。