全国町村議会議長会の調査によると、議員の職業で最も多いのが「農業」で約30%、続いて「無職(議員専業)」の約22%(いずれも昨年7月1日時点)。形だけの農業、親族が会社経営といった人もいて、実態とは少々異なるのでは、との疑問もあるが
 
 年齢構成を見れば、そんなものか、と納得できる数字ではある。町村議員の75%は60歳以上。平均年齢は63・6歳。年齢だけでいえば、一度退職して再雇用で頑張っている人が主力、こんなイメージだ
 
 若い人が少ないのはどうしてか。理由はさまざまあろうけれど、今、議論になっているのは「報酬」である。月額で平均21万3千円。確かに、子育て世代が生活するのに十分とはいえない
 
 東みよし町は来月から議員報酬を3万円引き上げ、月22万5千円とする。全国的に問題となっている議員の「なり手不足」解消が目的の一つだという。来月3日に告示される町議選の立候補予定者説明会には、定数を9上回る陣営が集まったそうで、3万円効果絶大? というわけでもあるまい
 
 適正な報酬とは本来、仕事に見合っているかどうかが肝心。判断するのは住民である。なり手がいないから増額とはいささか短絡的だ
 
 男性議員9932人、女性議員1096人。活用できていないのは若い力ばかりではない。これが今の町村議会である。