強風でビニールが飛ばされたハウス=阿南市

 徳島県内は28日深夜から1日未明にかけ、発達した低気圧が四国付近を通過した影響で、広い範囲で強い風雨となり、ビニールハウスが破損したり道路が通行止めになったりした。

 徳島地方気象台によると、最大瞬間風速は徳島市で午前0時21分に25・2メートル、海陽町で同0時7分に24・1メートル、三好市池田町では同5時6分に22・1メートルを観測した。28日午後4時の降り始めから1日午前3時までの総雨量は同市東祖谷京上で95・5ミリ、上勝町福原旭で77・5ミリ、那賀町木頭出原で73・0ミリ。

 阿南市下大野町ではニンジン栽培用のビニールハウスが飛ばされたり破れたりする被害が相次ぎ、JAアグリあなんが被害状況を調べている。

 柴根地区の近藤敏さん(57)の70アールの畑では約30棟あるビニールハウスのうち約10棟が飛ばされ、一つ一つ支柱にかぶせる作業に追われた。近藤さんは「ビニールが土で汚れると日当たりが悪くなる。今後の発育に影響しないか心配だ」と話した。

 高速バスは関西方面や広島、岡山線の一部が強風の影響で運休した。三好市西祖谷山村田ノ内では直径30センチ、長さ10メートルの倒木が県道をふさぎ、一時通行止めとなった。