札所周辺の交通安全を呼び掛ける動画の一場面

 徳島県警は、県内の四国八十八カ所霊場や遍路道の交通安全を訴える動画をホームページ(HP)に掲載した。1番・霊山寺から23番・薬王寺までを巡る際に注意すべきポイントなどを、お遍路さんに扮(ふん)した交通企画課員が紹介している。

 動画は霊場ごとに23本あり、それぞれ1~4分程度。遍路の「マッサン」が各寺を巡り、周辺や遍路道で事故につながりやすい注意点を解説するという内容だ。

 ドライバーには歩行者の飛び出しや道幅の狭い区間での速度の出し過ぎに注意するよう呼び掛け。歩行者には横断時に安全を確認することや反射材を着用することなどを、ソフトな口調で訴えている。薬王寺近くの休憩所に反射材を設置していることも紹介している。

 動画と併せて、過去3年間に事故が起きたポイントを記した霊場周辺の地図も掲載し、注意を促している。

 近年、県外や海外からの観光客が増えていることや、世界遺産登録を目指す取り組みが進められていることを受けて企画した。動画のお遍路さんには交通企画課の益岡義宜係長(44)が扮し、課員5人と共に昨年12月~今年2月、延べ10日間かけて撮影や編集を行った。

 同課の田村公一指導官(43)は「多くの県民にも見てもらい、徳島の誇る『おもてなし』が交通マナーにも広がってほしい」と話している。