飯泉知事(左)から卒業証書を受け取る卒業生=県水産会館

 徳島県内の漁業現場で即戦力となる人材を育成する「とくしま漁業アカデミー」の第1期生の卒業式が14日、徳島市の県水産会館であった。卒業生7人全員が春から県内で漁業関係の仕事に就く。

 運営する県水産振興公害対策基金理事長の飯泉嘉門知事が7人に卒業証書を手渡し「一人前の漁業者としてさらに腕を磨き、活躍されることを期待している」と激励。鳴門市北灘町でワカメ生産者を目指す埼玉県出身の近藤徹さん(37)が卒業生を代表し「今後は漁業現場で活躍できる立派な漁師になれるよう、頑張っていきたい」と決意を語った。

 アカデミーは、2017年4月に開講。1期生7人は計200日に及ぶ座学や現場実習を通じ、漁業に必要な知識や技術を学んできた。

 兵庫県出身で高校卒業後、アカデミーに入学した石田亮輔さん(19)は、4月から宍喰漁協(海陽町)の漁師の下でイセエビ刺し網漁などに携わる。「先輩漁師の厳しい指導に、実家に帰りたいと思うこともあったし、進路に悩むこともあった。自分が選んだ道だから、これからも精いっぱい頑張っていきたい」と笑顔を見せた。

 他の5人も阿南市、美波町、牟岐町など、現場で実践を重ね、漁師として独り立ちを目指す。