煙を上げて燃えるアパート=15日午後4時25分ごろ、徳島市北矢三町

 15日午後4時ごろ、徳島市北矢三町のアパートから出火し、鉄骨2階建ての建物延べ約360平方メートルを全焼した。焼け跡から男性と性別不明の2遺体が見つかり、アパート住民の70代女性が両手をやけどするなどの重傷を負った。徳島西署が遺体の身元特定を急ぐとともに、出火原因を調べている。

 署によると、アパートは1階部分が駐車場で、2階に部屋が10室ある。遺体は住民とみられ、2階部分の別々の部屋から見つかった。70代女性は出火に気付いて居室から逃げ出し、徳島市内の病院へ搬送された。命に別条はないものの煙を吸うなどしており、気道熱傷とやけどで4週間の重傷。

 家主の女性は隣接する家屋に住んでおり、避難して無事だった。家主によると、部屋は単身用で6畳1間。6人が入居しており、死傷した3人以外は出火時、不在だったとみられる。

 出火に気付いた近所の女性が119番。建物1階の北西部分がよく燃えており、署は16日に実況見分して詳しい出火原因などを調べる。

 現場は、徳島科学技術高校から北へ約300メートルの住宅密集地。消防車13台が出動して消火作業に当たり、約2時間40分後に鎮火した。付近は一時通行止めになった。