全焼したアパートの実況見分を行う県警捜査員=午前11時25分ごろ、徳島市北矢三町2

 徳島市北矢三町2のアパートが全焼し3人が死傷した火災で、焼け跡から見つかった性別不明の遺体は男性で、2階の共同風呂で見つかっていたことが17日、徳島市消防局への取材で分かった。もう1人の男性の遺体は、1階と2階の間にせり出したひさしの上で倒れており、2人は1階に降りる階段が燃え逃げ場を失ったとみられる。火災は子どもの火遊びが原因だった可能性が浮上しており、小学生男児2人が児童相談所で一時預かりとなっている。

 消防局などが実施した実況見分の結果、2階には北側に5室、南側に6室の計11室があった。1人の遺体は西端に位置する共同風呂で、あおむけの状態で見つかった。衣服を身に着けていたことから、入浴中ではなく、出火時に逃げ込んだとみられる。

 また、住民の70代男性とみられるもう1人の遺体は、1階の駐車場入り口の上にある幅2・2メートルのひさしの上で見つかった。2階の窓から、ひさしの上へ出て逃げようとしていたようだ。県警は2遺体の身元確認などを進めている。

 このほか、駐車場に止めてあった車両3台が焼ける被害に遭っていたことも新たに分かった。

 火災は15日午後4時ごろ発生。鉄骨2階建て延べ約360平方メートルのアパートが全焼し、2人の遺体が見つかったほか、住民の70代女性も両手にやけどを負うなどの重傷で市内の病院に搬送された。

 県内に住む小学校低学年の男児2人が火遊びをしていた可能性があり、県警は事実関係を慎重に捜査した上で、児童相談所に正式に通告する見込み。