ひなへの給餌行動がみられたコウノトリ。丸印内にひながいると確認できる=鳴門市大麻町(読者提供)

 2年連続で誕生したとみられる徳島県鳴門市大麻町のコウノトリのひなは、少なくとも2羽いることが観察者の撮影映像で確認された。ひなは親鳥の足元で元気に動き回り、餌をねだるような姿が見られた。

 ほぼ毎日観察を続けている地元住民の男性が16日午後2時半ごろ、巣の南側約400メートルから撮影に成功した。映像では雄の親鳥の足元で、2羽のひなの白く丸い頭が動く様子が確認できた。2羽が頭を下げた後、隣で3羽目が頭を上げたようにも見えるため、3羽いる可能性もある。

 複数の観察者によると、17日午前にも2羽が確認できたという。親鳥2羽は交代でひなに餌を吐き戻して与えたり、しゃがみ込んで温めたりしていた。動画を撮影した男性は「ひなの姿を見てほっとした。巣立ちまで見届けたい」と話した。

 県内の官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会は14日、「13日までにひなが誕生したと推定される」と発表したが、ひなの姿は確認できず、数も分かっていなかった。

 野外で生まれたコウノトリの個体が巣立つのは、ふ化後平均で68日とされ、5月中旬の見込み。