大宮戦を前にパスワークと連係を磨く徳島イレブン=徳島スポーツビレッジ

 開幕から2連敗を喫している徳島ヴォルティスは10日午後4時から、さいたま市のNACK5スタジアム大宮で大宮アルディージャと対戦する。内容よりもまずは初白星にこだわり、巻き返しの端緒としたい。

 大宮はJ1最下位で3年ぶりに降格。再昇格に向けて、昨季名古屋で18得点した199センチのFWシモビッチを獲得し、得点源を確保した。高さだけではなく、足元の巧さもあり、今季はすでに2得点している。

 徳島は2戦で失った3点のうち、2点はセットプレーから。「練習でも意識してきた」(DF井筒)が、うまく対応できていない。大宮はセットプレーで長身FWを使ってくることが予想され、どう封じ込めるかが大きなポイントになる。

 試合の流れをつかむにはやはり得点が欠かせない。追加点が挙げられずに1―2で敗れた熊本戦についてロドリゲス監督は、ボールを保持しつつも後ろに下げるパスが多かったと指摘し、「もっと相手ゴールに迫るプレーがないといけない」と話す。

 9日の練習では、守備陣の裏に素早く複数で進入して数的優位をつくるパターンを繰り返し確認した。熊本戦で今季のチーム初得点をマークしたMF島屋は「大宮は個のレベルが高いが、自分たちもしっかり持ち味を出して(局面で)トライすることが大事」と意気込む。

 昨季のJ1チームとはいえ、大宮との通算成績はJ1、J2合わせて2勝1分け1敗と相性は悪くない。手堅く戦えば勝機はある。