ミニゲームで軽快な動きを見せるFWナタン(左)=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスに新加入後、けがのため別メニューで調整していたFWナタンが、本格参戦に向けて調子を上げている。3月からチーム練習に徐々に参加し、13日は初めてフルメニューに臨んだ。ミニゲームでシュートを決めるなど軽快な動きを見せ、「できるだけ早く合流し、チームに貢献したい」と士気を高めている。
 
 ブラジル出身の28歳。ロシア、ポルトガルなど主に欧州各国を渡り歩き、ラトビアではリーグ得点王に輝いた。サウジアラビアのアルファティフに所属していた昨季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも出場したが、3月に脚を負傷した。
 
 徳島には宮崎キャンプ中だった1月末に加入。けがの完治を目指して調整練習にとどめ、J2開幕後もベンチ入りしていなかった。3試合を終えたJ2の印象についてナタンは「厳しいリーグで、どのチームも簡単に勝てる相手でない。自分たちができるベストを尽くさないと」と話す。
 
 ナタンによると、コンディションは80パーセント程度まで仕上がっており、練習でも軽やかなボールさばきやドリブル突破を見せた。「まずはチームメートと互いの動きや得意なプレーを理解し合いたい」という。
 
 徳島は今季1勝2敗と出遅れた。特に3試合で2得点と、攻撃サッカーを掲げるチームとしては前線の破壊力が物足りない。ナタンは「サポーターの期待は分かっている。早くベストなタイミングで加わり、力を100パーセント出したい」と、早期の本格参戦を誓った。