船越さん(左)の指導を受け、ぬいぐるみに足輪を装着するメンバー=県庁

 鳴門市大麻町でコウノトリのペアが本格的な抱卵に入ったことを受け、県などでつくる「コウノトリ足環(あしわ)装着プロジェクトチーム(PT)」は8日、県庁で研修会を開き、ひなが生まれた場合に識別用の足輪を装着する手順などを学んだ。

 PTのメンバー約30人が参加した。講師に招かれた兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(同県豊岡市)主任飼育員の船越稔さん(53)が「足輪を装着し、個体管理することで血統が分かり、遺伝的多様性の確保につながる」と意義を説明した。

 装着の手順も説明。高所作業車で巣に近づき、ふ化後41~45日のひなをいったん地上に降ろして足輪を取り付け、性別確認用の羽毛採取や体重計測を行うとした。豊岡市では作業後、親鳥がいない隙に別の個体がひなを襲う例があったとして、親鳥が巣に戻るまで見守る必要があることも強調した。