花のアーチをくぐる牟岐小の卒業生たち=牟岐町川長の町民体育館

 牟岐町の牟岐小学校の卒業式が17日、同町川長の町民体育館で行われ、住民有志が手作りした恒例の花のアーチが卒業生25人の門出を祝った。旧河内小で住民が始め、2013年に牟岐小に統合されてからも伝統を残そうと続けていたが、高齢化などのため今回が最後となった。

 アーチは、高さ約3メートル、幅約4メートルで、ツバキやモクレン、サザンカなど約10種類の花や木を組み合わせている。元河内小PTA会長の元内清博さん(63)=同町河内、建設業=ら5人がボランティアで制作した。卒業生は入退場の際、在校生や保護者ら約250人の拍手を浴びながら、華やかなアーチの下をくぐった。

 卒業生の岩崎天輝君(12)は「僕たちのために作ってくれてとてもうれしい。地域の人に支えられていると実感した」と笑顔で話した。

 元内さんによると、02年ごろから旧河内小卒業式で有志が飾るようになった。しかし、体力的に負担がかかることから、旧河内小校長で統合後に牟岐小校長を務めてきた中村亨氏が3月末で退職することを節目に、やめることを決めた。

 元内さんは「子どもが元気よく卒業を迎えられるように作ってきた。今までやってきてよかった」と振り返った。