原発の地震対策などについて語る岡村特任教授=徳島市の県教育会館

 原子力発電の問題点などについて考える講演会(さよなら原発徳島実行委員会主催)が18日、徳島市北田宮1の県教育会館であった。高知大防災推進センターの岡村眞特任教授(地震地質学)が「近づく南海地震と直下型地震」と題して講演し、約150人が耳を傾けた。

 岡村特任教授は「基本的に、現在の科学で将来の地震を正しく想定することは不可能」と強調。過去に震源となった断層がそれ以前に想定していた断層と位置や長さが異なっていた例がいくつもあったことや、東日本大震災など大きな被害をもたらした地震がいずれも「想定外」と言われてきたことなどを示した。

 伊方原発が最大加速度650ガルの揺れに耐えられるよう対策が施されていることに関しては、2016年の熊本地震や鳥取地震でいずれも1500ガル前後が観測されていることを挙げ「650ガルという数字は低すぎる。何を根拠にしているのか分からない」と訴えた。