義母を長年介護した経験を話す荒木さん=徳島グランヴィリオホテル

 在宅医療をテーマにした市民公開講座(徳島市医師会、市主催)が19日、同市の徳島グランヴィリオホテルであった。認知症の義母を20年間介護したタレントの荒木由美子さんが講演し、約300人が聞き入った。

 荒木さんは23歳で歌手の湯原昌幸さんと結婚した2週間後、義母が病気で倒れて介護生活が始まった。認知症の症状が徐々に出始め「夜中に徘徊をしないように義母と手をつないで寝るなど、24時間一緒に過ごした」と振り返った。

 長年の介護に疲弊しながらも、夫から「ありがとう」などと感謝の言葉を掛けられたのが心の支えになったとして「介護する人が元気で笑顔でなければいけない。家族や周りの人が日頃から声を掛けてあげて」と呼び掛けた。

 講演後、荒木さんや在宅医療に取り組む医師ら5人によるパネル討論もあった。