拓魂碑の前で仲間の冥福を祈る参列者=徳島市の眉山中腹

 戦時中に満蒙開拓青少年義勇軍として旧満州(中国東北部)に渡って亡くなった徳島県人約480人の慰霊祭が20日、徳島市の眉山中腹にある拓魂碑前で営まれた。

 生存者でつくる県拓友会会員ら12人が参列した。碑に花や果物を供え、義勇軍の歌を斉唱。飢えや病気で命を落とした人の冥福を祈った。秦照雄会長(87)=北島町鯛浜=は「多くの仲間の命と未来が失われた。生き残った者の務めとして、供養を続けたい」と話した。

 義勇軍には1938年から44年にかけて県内の青少年約1670人が参加した。会は拓魂碑が完成した70年から春分の日と終戦記念日に慰霊祭を行っている。