コウノトリの雌のくちばし近くで顔を見せるひな。左隣の白い影が別のひな=23日午後3時40分ごろ、鳴門市大麻町

 コウノトリのひなの姿が23日午前に初めて確認された鳴門市大麻町の巣で同日午後、新たにもう1羽のひなの姿が確認された。親鳥の足元で元気に動き回り、時折、餌をねだる姿も見られた。2羽以外にもひながいる可能性があり、観察していた住民らは「一体、何羽生まれたのか」と楽しみにしている。

 新たにひな1羽を確認したのは午後3時40分ごろ。雄と交代して巣に戻った雌に餌をねだり、愛らしいくちばしを開ける姿などが見られた。雌は胃袋から餌を吐き戻し、2羽のひなに与えていた。

 その後も雌は30~50分間隔で立ったり座ったりを繰り返した。そのたびに、巣の中からひなの白く丸い頭が浮かび、観察者はカメラをのぞいて「ひなが見えた」「かわいい」などと喜んでいた。

 兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園によると、ひなの一般的な体長は10センチほど。生後1カ月が過ぎる頃には親鳥のようにコウノトリらしい姿となり、羽ばたきを始めるという。