負傷した高齢男性を助けた(左から)加藤さん、七條さん、和田さん=小松島市の和田島小学校

 小松島市の和田島小学校の2年生女子3人が頭から血を流してうずくまっていた市内の80代男性を発見し、家族に伝えて救急車の搬送につなげた。男性は軽傷で済み、市消防本部は「責任感を持ってよく最後まで対応してくれた」と子どもたちの対応を褒めたたえている。

 高齢男性を助けたのは加藤琴羽(ことは)さん(8)、七條桃香(ももか)さん(8)、和田碧海(あおい)さん(8)。22日午後4時ごろ、同市和田島町内の加藤さん宅周辺でかくれんぼをしていた3人は、負傷して近くの市道に座り込んでいた男性を見つけた。男性が「誰か呼んで」と助けを求めていたため、加藤さんが自宅にいた曽祖父(82)を現場に呼び、和田さんが所有していた携帯電話を使って119番してもらった。

 通報後も、「もうすぐ(救急車が)来るよ」などと声を掛けて男性を励まし、通報から12分後に駆け付けた救急隊員に状況を説明したという。

 男性は歩行中に転倒したとみられ、小松島市内の病院で手当を受けた。

 市消防本部の担当者は「2年生でここまでできる子はなかなかいない。勇気ある行動に感謝したい」と評価する。3人は「おじいさんが助かってほしいという思いでいっぱいだった。早く治って元気になってほしい」と話した。