完成した津乃峰地区防災公園。備蓄倉庫(左側)や耐震性貯水槽(右側)を備える=阿南市津乃峰町

 南海トラフ巨大地震に備え、阿南市が同市津乃峰町西分に住民の一時避難場所として整備を進めていた「津乃峰地区防災公園」が完成した。県が想定する付近の最大津波高7メートルを上回る標高8メートルの広場に、津乃峰、大潟両町などの約6千人を収容できる。同市内で防災公園は橘、那賀川町豊香野の両地区に続き3カ所目。

 敷地面積は2万900平方メートル。広場は約1万2千平方メートルで、普段は住民が憩う公園として利用してもらう。消防器具や毛布を保管する備蓄倉庫、非常時にトイレなどになるベンチ12基を設置。4千人の3日分の水が確保できる耐震性貯水槽(容量40立方メートル)や自家発電装置も設けた。

 総事業費約8億8400万円で、国の補助を受け、市の負担は約5億8300万円。

 26日、現地で開園式典が行われる。式典には、本年度の「ぼうさい甲子園」(兵庫県など主催)で最高賞「ぼうさい大賞」に選ばれた地元の津乃峰小学校児童も参加し、取り組みについて説明する予定。