バスケットゴールに見立てた的(右上)を狙っておもちゃを投げるポロロ=徳島市のとくしま動物園

 ゴール目がけて果敢にシュート―。徳島市のとくしま動物園で人気のホッキョクグマ「ポロロ」(雌、4歳)が、バスケットボールのゴールに見立てた的に向かっておもちゃを投げ、来園者を楽しませている。生態に詳しい札幌市の円山動物園は「聞いたことがない」と驚いている。

 的は、ホッキョクグマ舎の高さ約4メートルに設けられたベニヤ板(縦40センチ、横60センチ)。ポロロがおもちゃの湯たんぽなどを投げて当てると、板につるされたポリタンクからおやつのリンゴが落ちてくる仕掛けだ。

 きっかけは、ポロロが投げたおもちゃが高さ5メートルの柵を越えて舎外の屋根やネットに引っ掛かるようになったこと。飼育員が舎外に投げないよう、2月下旬に的を設けた。

 行動を観察するため、飼育員がいるときに週2、3日、不定期に的を設置している。的に当たるのは10~15回に1回程度だが、ポロロが前足でおもちゃを抱えるようにして持ち、的に向かって放つたびに家族連れらから歓声が上がっている。

 とくしま動物園の兒島健一飼育員は「ポロロも来場者も喜んでいるが、力が余っておもちゃが舎外に飛び出すこともあるので注意して」と呼び掛けている。