池田とたばこの歴史を語る紙芝居が披露された朗読会=三好市池田町の阿波池田たばこ資料館

 たばこ産業で栄えた三好市池田町の歴史を取り上げた絵本「たばことマチのものがたり-歴史を変えた武右衛門(ぶえもん)さん-」の完成披露会が25日、同市池田町マチの阿波池田たばこ資料館であった。絵本をもとにした紙芝居が実演され、住民や親子連れら約50人が地元の歴史に触れた。

 江戸時代に行商をしていた青年・中村屋武右衛門が主人公。北海道で使われていた昆布切り機をヒントに、大量にたばこが刻めるかんな刻み機を考案し、生産技術の進歩に伴って池田の町が発展していったストーリーだ。

 地元のNPO法人マチトソラが、絵本の図柄を拡大した特製の紙芝居を用意。BGM代わりのギター伴奏に合わせ、市文化財課の職員が朗読すると、来場者は静かにうなずきながら耳を傾けていた。

 家族で訪れた池田中学校1年の南大智(たいち)さん(13)は「おじいちゃんがたばこの仕事をしていたと聞いたことがある。昔のたばこの話を分かりやすく知ることができた」と話した。

 絵本はマチトソラが子どもたちの郷土史の教材や、観光ガイド用の資料に使ってもらおうと作った。同資料館や市内の幼稚園、小中学校に寄贈し活用してもらう。