26日正午すぎ、鳴門市のボートレース鳴門(鳴門競艇場)に、中年とみられる男の声で「場内に爆弾を仕掛けた。14時(午後2時)ごろ爆破する」と電話があった。競艇場を管理する市企業局は午後1時以降に予定されていた8レースを中止。レース観戦などに訪れた家族連れら約1500人は屋外の駐車場に避難した。鳴門署は敷地内に不審物がないか調べたが見つかっておらず、威力業務妨害の疑いで捜査している。

 市企業局によると、爆破予告の電話は競艇場の代表番号に着信し、管理事務所の職員が受けた。市企業局は110番するとともにレースの中止を決め、場外発売もやめた。

 レース観戦者らは午後0時50分ごろから屋外への避難を始め、同1時20分ごろ、職員を含む全員が避難を終えた。爆破予告のあった同2時時点で爆発がなかったことから、市企業局は同2時50分に避難を解除した。

 この日行われた4レースの払い戻しには応じている。27日は改めて全12レースを開催する。同日は来場者の手荷物検査を行うなどして警戒を続ける。レースの中止や順延による売り上げの減少額は約5億円の見通し。

 山内秀治市企業局長は「レースやイベントを楽しみにしていた方にご迷惑とご心配を掛けた」とのコメントを出した。

 今月12日には香川県丸亀市の「ボートレースまるがめ」で同様の事件があり、徳島県警が関連を調べている。