山人の里への合宿誘致策などについての提案があった活動報告会=美馬市美馬町

 美馬市美馬町の交流促進簡易宿泊施設・山人(やまんと)の里(旧重清北小学校舎)への合宿誘致などを支援する首都圏在住の大学生グループ「琴の波(は)」が、2016年度活動報告会を同施設で開いた。渡辺健一代表(22)=国学院大4年=らメンバー3人と住民ら約20人が参加。16年8~12月に同志社大のサークルなど、関東や関西の大学から4団体73人が合宿したことを報告した。

 渡辺代表らは、大学生は年3回程度、ゼミやサークルの合宿を行うため、グラウンド、体育館、宴会場がある山人の里のような施設は需要が見込めると強調。琴の波のメンバーが、会員制交流サイト(SNS)や施設のホームページなどで利用を呼び掛けたことを説明した。

 宿泊者へのアンケートから、都会の大学生は給食やキャンプファイヤー、ピザ作りに興味を持っていることも紹介。12月には、施設で試験的に「給食」を提供してもらったところ、好評で「鳴門わかめ入りのわかめご飯やそば米雑炊など、徳島らしさを感じさせる料理の人気が高かった」という。

 山人の里運営委員会の久保田正和代表は「昨夏以降、大勢の大学生が訪れてくれたのは彼らのおかげ。都会の学生に楽しんでもらえる体験メニューを提案していきたい」と話した。

 「琴の波」は15年夏に山人の里に滞在し、美馬市の自然などに魅了された渡辺代表らが地域活性化に関わろうと結成。SNSなどを通した市の魅力発信や合宿誘致に取り組んでいる。