タケノコ農家(右)に掘り方を教えてもらう参加者=阿南市新野町

 徳島県は、東京在住のタレントや旅行ライターら10人を招き、一般住宅を宿泊施設として活用する「民泊」の体験ツアーを阿南市などで開いた。1泊2日の日程で、民泊の受け入れ準備を進める住民に営業する際の課題を確認してもらうとともに、参加者に地域の情報を発信してもらう狙いで初めて実施した。

 宿泊場所は阿南市新野町で、平時はお遍路さん向けの宿、災害時には避難所となる「シームレス(つなぎ目のない)民泊」の開業準備を進める四国霊場22番札所・平等寺と、西川達也さん(31)=同市新野町助道、会社経営=が管理する空き家を利用。参加者は、同市新野町の老人憩いの家で住民16人と食事をして交流を深めた後、2軒に分かれた。

 平等寺の和室に泊まった読者モデル三浦泉さん(34)は「風呂場のシャンプーが男性向けなのが気になったが、祖母の家に来ているようで落ち着けた」と話していた。

 一行は滞在中、同市新野町でタケノコ掘りや竹細工作りを楽しんだほか、20番・鶴林寺(勝浦町)と21番・太龍寺(阿南市加茂町)の間で歩き遍路を体験。徳島市の阿波おどり会館、勝浦町の坂本おひな街道なども訪れ、それぞれ会員制交流サイト(SNS)に随時、写真や動画を掲載して徳島の魅力を伝えた。