美馬教育長に提言書を提出する委員=県庁

 徳島県内で相次いだ教員によるわいせつ事案の再発防止策を検討するため、県教委が若手・中堅教職員で組織した「不祥事根絶対策タスクフォース」の提言がまとまり、29日、美馬持仁教育長に提出された。

 提言では、わいせつ・セクハラ行為の根絶に向けて▽教職員が自身の言動やストレスを定期的に点検する▽児童生徒と一定の距離感を保つ▽同僚間で気軽に悩み事を相談し合える環境をつくる―ことを求めている。

 学校や教育委員会に対しては、不祥事への問題意識を高めるような研修の継続実施や相談体制充実、多忙化解消に向けた提出文書の削減や業務分担、面接回数を増やすなどの採用手法改善に取り組むよう訴えている。

 委員ら11人が県庁を訪れ、美馬教育長に提言書を手渡した。班長を務めた三庄小学校(東みよし町)の石丸秀樹教諭は「現場の声を反映した提言。全ての教職員や学校に実践してほしい」と話した。

 県教委は近く公立学校の全教職員に内容を周知し、可能なものから実行に移す。美馬教育長は「貴重な提言を生かし、不祥事根絶と教育の信頼回復に取り組む」と述べた。