[上]大正大の学生が作製した冊子「新野人」[下]冊子を岩浅嘉仁市長(左)に手渡す大正大生=阿南市役所

 阿南市と地域活性化に向けた連携協定を結ぶ大正大(東京)の学生が、同市新野町の魅力的な人物を紹介する冊子を作った。同町内で昨年、地域の魅力や課題を探るフィールドワークを行った際に出会った人を取り上げており、住民に地域おこしに役立ててもらおうとまとめた。

 冊子は縦18センチ、横18センチのカラー60ページで、題名は「新野人-東京で学ぶ大学生がみて感じた『あらたの』」。地域おこし団体に所属する人や民泊に取り組む人、公民館長、防災士ら47人を、それぞれ写真と約400字の文章で紹介している。

 町内の竹林でコンサートを開いている枝川誠也さん(63)=同市新野町花坂=を紹介したページでは、多くのボランティアが支えていることを記し、「いつか音楽であふれる町となるだろう」などと結んでいる。

 作製したのは、同大地域創生学部の1年生8人。2016年9月から10月にかけて43日間、同町に滞在し、地域おこしの方策を考えるため住民から話を聞いた。冊子の文章や写真などは8人が分担して手掛けた。

 同大の亀ケ川(きけがわ)朋幸さん(19)は「地域への熱い思いを持ちながらも、あまり知られていない人たちを紹介できたと思う。住民同士でその熱意を共有してもらえればうれしい」と話していた。

 300部を作製。学生7人が21、22の両日に阿南市を訪れ、新野町で滞在中に世話をしてくれた人に手渡したほか、市に50部を贈った。市は新野公民館や市内の図書館などに置くことを検討している。