坂口町長(左)から木のおもちゃを受け取る親子=那賀町地域交流センター

 那賀町は31日、子どもに木のおもちゃを贈るなど、木育(もくいく)事業を進める「ウッドスタート宣言」をした。NPO法人「日本グッド・トイ委員会」(東京)が親子で木工品に親しんでもらい、地域振興につなげようと推進している活動で、宣言をしたのは県内の自治体では初めて。

 町は、町内で生まれた子どもが1歳を迎えた際、地元の木工職人が町産材で作った木のおもちゃを贈る。1日に開所する町林業ビジネスセンター(同町吉野)内に親子で木に親しむ広場を設ける予定で、48平方メートルのスペースに木のおもちゃなどを置く。オープンの時期は未定。

 31日、町役場で坂口博文町長と、日本グッド・トイ委員会が運営する東京おもちゃ美術館の馬場清副館長が宣言書に調印した。今後、同委員会が木のおもちゃのデザインや作り方を指導するなどの支援を行う。

 調印式の後、坂口町長が親子2組に木頭ゆずをイメージした積み木を手渡した。おもちゃをもらった下田穂歌(ほのか)ちゃんの父・孝仁さん(31)=同町延野、会社員=は「スギの香りがしていい。遊びながら木に親しんでくれたら」と話した。