日本臓器移植ネットワークは1日、徳島赤十字病院(小松島市)に入院していた成人女性が同日午前10時27分、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。2日に徳島市の徳島大病院などで移植が行われる。県内で臓器提供が行われるのは2013年2月以来、4年ぶり3例目。

 女性は心肺停止後の心臓マッサージなどで蘇生したが脳に損傷を負っていた。徳島赤十字病院で脳死が判定された。

 女性は15年4月に健康保険証で心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓(すいぞう)、小腸、眼球を提供する意思を示していた。このうち女性の家族が心臓と肺、肝臓、腎臓、膵臓の提供を承諾した。

 徳島大病院では60代男性に片方の腎臓の移植が行われる。両肺は京都大病院で10代女性に、肝臓は九州大病院で30代男性に、膵臓ともう片方の腎臓は神戸大病院で50代女性にそれぞれ提供される予定。心臓の移植は医学的理由で断念した。

 臓器移植法に基づき臓器が提供されるのは443例目。

 県内では11年11月、60代男性が脳死判定を受け、県内の2病院で初めて脳死移植が行われた。13年2月には60代女性が脳死と判定され、徳島赤十字病院など県内外の4病院で移植が行われた。