船上に引き上げられ、朝日を浴びるサクラダイ=2日午前6時25分、鳴門市北灘沖

 鳴門市北灘町の沖合でサクラダイの定置網漁が本格化している。徳島県内の桜の開花は遅れているが、海の“サクラ”は例年並みに漁期を迎えた。網の中でピンクの魚体が勢いよく跳ねている。

 サクラダイは、桜の咲くこの時季に紀伊水道から鳴門海峡に入ってくるマダイ。3月下旬に漁が始まり、2日も午前6時に、漁師たちが北灘町の粟田漁港を出港。沖合1~2キロにある定置網を引き上げると、鮮やかな色のサクラダイが姿を見せた。

 この日の収穫量は、約300キロ。水温が低かったため例年より少なかったものの、水温が1~2度上がるとみられる4月中旬には最盛期を迎える。漁は5月初旬まで続く。

 同漁港では、1日に200~500キロが水揚げされる。主な出荷先は東京や大阪で、1匹当たり2千~4千円の値が付く。

 サクラダイは22日午前9時から午後1時まで、同町宿毛谷の産直施設・JF北灘さかな市で開かれるイベントでも販売される。